知る日々の日記

日記の再録です

2024.5.10

23時半ごろ就寝。7時起床。睡眠確保の7時睡眠が習慣になりつつあるけど、やっぱりちょっと頭がぼんやりする。来週は6時半起床を試してみる。

仕事。千葉の鴨川で麦刈。教えてもらった住所に行ったら電波の繋がらない山奥で、だいぶ時間をロスしてしまう。なんとか現場の方と連絡も取れて、畑へgo!(着いた場所は畑とは何の関係もない、ただの山奥だった。なぜ?)

サチホゴールデンという大麦の収穫。専用の機械で麦と藁を分けていく。私が到着した時にはもう11時近くになっていたのだけど、みなさんは9時半から作業を始めてくれていたらしく、本当にありがたい。麦のこと、野菜のこと、最近の天候などのお話しを聞かせてもらう。鴨川のあたりではお盆に霊を迎えるため麦の藁を燃やす風習があるらしく、そのために麦の藁を栽培していて、実はそこまで重要ではなかったらしい。その話を聞いて、ぜひともその実をお酒にさせてください、ということで収穫を手伝わせてもらっている。

長野のある地域では白樺の皮を燃やして霊を迎える、という話も聞いたことがあって、「火をつけることが霊を迎える一つの形なんですね」と言ったら「そうみたいやね、稲藁よりも麦藁のほうがぱちぱち音がしていいんだって、それでみんな米農家だから稲藁はたくさんあるんだけど、麦わらを買うんだって」とのこと。「ああ、そんで、あっちの地域では新聞紙を燃やすんだって」とのこと。新聞紙?

 

大多喜に戻って庭仕事。カリンの実がなっていて感動する。スクスク大きくなっておくれ。

剪定した夏みかんは花のあるものとないものがあり、日当たりなのかなんなのか。花芽のできる仕組みをもう一回見直そう。柑橘類は全体的に大きくなりすぎていたので、冬に大きな剪定をした。ツリー型になって高い場所の実を取ることが難しかったので、収穫しやすい平たい形になるよう中心部分を大きく剪定して、背丈を低くした。これまで頂点に日差しを遮られていた真ん中部分に陽が当たり、胴吹きがたくさん出ている。植物のシステム、面白いなぁ。

虫の糞でお茶を作っている人(虫秘茶 Chu-hi-cha|虫の“糞”からできた“茶の秘境”)が来てくれたのだけど、もう話が全部面白い。私の家のすぐ近くに宿を借りていることがわかったので車でお送りして、すぐ車を置いて戻り、晩御飯を一緒に食べつつ話を聞かせてもらう。虫のこともそうなんだけど、人となりの見えるエピソードが最高で、京都に遊びに行きたくなる。