知る日々の日記

日記の再録です

2024.9.11

仕事。昨日の続きを淡々と。

退勤、帰宅。冷やしトマトに岩塩とオリーブオイル。氷と炭酸水。汗臭いことが集中力を奪う。早くシャワーを浴びればいいのだが、なんとなく気分が乗らなくて本を読む。

田村隆一の対談集。開高健とともに金子光晴の死を悼んでいる回で、金子の詩をずっと「うまい」と言っていた人物として田村の口から鮎川信夫の名前が出た。対談集を閉じて棚から鮎川の「宿恋行」を取り出す。なんども読んだはずの詩の一行に一宮の宿屋があることに気づく。調べてみると、まだある。

ようやっとシャワーを浴びて夕食。また炭酸水を注いで本。田村と鮎川の対談。田村が延々と喋っていて、四方八方に飛ぶ話題に鮎川が的確に相槌を打つさまに彼らの信頼関係が見えるような気がする。

白洲正子「ものを創る」から笹部新太郎、梅原龍三郎青山二郎の項を読む。時間を気にしなければ読書はいくらでもできる。