知る日々の日記

日記の再録です

2024.9.12

仕事。今週中にやらなければいけない仕事がすべて終わり、胸をなでおろす。

仕事の喜びを何で感じるか。達成感がそれを感じさせてくれるという先輩の話を少し前に聞いたが、わたしの性質はそれに首肯しない。達成感が喜びとなるのは、自分がしていることが積み重なって能力となるからであり、それらの成功した過去が今の自分を作っていることを把握でき、それが自信にもなり、支えともなる。しかし過去を忘れやすい性質はもとからそうであったのか、サッカーで味わったつらい思いがそうさせたのかわからないが、とにかくわたしは達成感というものをあまり感じない。たとえ感じてもいくらかすると忘れる。それらよりも仕事を楽しく感じさせてくれるのは、いま、それをやっていることを、直感で納得できるかどうか。いま何を感じているかが重要で、出来事としての過去は覚えていても、それが支えになることはあまりない。

わたしは職人と芸人で分ければ芸人の方に属しているように思う。職人が積み重ねと確かな技術の象徴とすれば、芸人はどんな手段でも構わないからとにかくお客を楽しませること、喜ばせることに特化した在り方。私の場合そのお客には自分自身も含まれていて、どうやったら自分は楽しめるんだろう、喜ぶんだろう、と手を変え品を変え生きているような気がする。しかもその客は気まぐれで、昨日まで喜んでいたことに今日はそっぽを向いたりもする。それに延々と振り回されていたのではやりきれないから、ただの客ではなくて、信頼関係を築いて、ある程度の妥協をしてもらいながら、でもちゃんと喜んでもらえるように日々を楽しんでいたい。最後の方、ちょっと何言ってるんだかわからなくなった。