知る日々の日記

日記の再録です

2024.9.10

仕事。一人で一日二回蒸留は初めての体験。小さな予想外はいくつか起きたけれど、概ねイメージ通りに進んだ。懸念していた別の仕事も一段落して少し安心。バナナも仕込む。盛り沢山。「怒涛、って感じだね」と言われつつ退勤。

目まぐるしい日々で息つく暇もないが、少しづつ慣れてきたような感じもする。と思ったら今月末から目まぐるしさがもう一回転することになり、さすがに目まぐるしすぎて酔っちゃうんじゃないかしらと思ったりしつつ、まあなるようになるだろう。

もう何年も通っているケーキ屋さんがあって、そのご家族みなさんと仲良くさせてもらっているんだけど、その個性的で素敵な一人ひとりとゆっくり関係を作ってこられたことは自分にとっての大きな財産だな、と改めて思う。人間関係は目に見えないバランスで成り立っていて、でも、その目に見えないものが私を支えてくれている。

 

今日はWHOが定める「世界自殺予防デー」らしく、前から興味を持って発信を追っている、和光大学で「自殺学」の研究をされている末木新さんの話が記事としてまとめられていた。気になったところを引用する。

 

「 『男はなぜ孤独死するのか』では、男性が女性よりも孤独になりやすい根本的な原因として「男性は女性に比べて物質主義的であり、人間や対人関係に対する興味が薄い」という、心理学的な傾向を挙げている。

また、ジョイナーは、上記の傾向は環境や教育によって後天的に身につくだけではなく、乳幼児の時点から生まれつき存在する生物学的なものでもあると論じている。そして、この心理学・生物学的な傾向が、孤独を引き起こす以下の3つの特徴を男性に備えさせるという。

(1)対人スキルの欠如:若いころから人に対して関心を持たず、家庭内では甘やかされ、学校でも女性に比べて複雑な人間関係を経験しなかったりすることから、関係を維持するためのスキルを身につけられないまま大人になる男性が多い。

(2)プライドの高さ:男性は女性と比べて「自立」に価値を置いており、「依存」を嫌がる。また、人の手を借りたり、他人に譲歩することを嫌がるため、コミュニティから孤立しやすい。

(3)収入や地位へのこだわり:男性は他人のことよりも自分が収入や地位を得ることを優先して、仕事やキャリアのために家族や友人との関係を犠牲にしやすい。 」

 

記事ではもっと詳しく検討と補足がされているので興味のある方にはぜひ読んでみてもらいたい。男性として生きてきて、孤独になりやすい3つの特徴は他人事ではないなと感じるところもあるし、20歳頃から意識的に続けてきた人間関係の努力は、これらを回避するのに一役買っているなと思う。なんとなくで実践してきたことばかりだったけど、諦めず続けてきてよかった。

ぼんやりとしているだけで、窓から入ってくる秋風が心地いい。生きているだけで嬉しい季節の到来。