2024.4.25

21時半就寝、6時起床。今日はイレギュラーな予定があって遅寝が確定しているので、しっかり寝られて嬉しい。

朝の日課たち。

白鳥の随筆はわざと古めかしく書いているところがうまく入ってこない。

井上靖の本覚坊遺文は独白形式なのが読みやすさにつながっている気がする。思考を追うことがそのまま読書になるという気楽さ。

岩波文庫の古句鑑賞は元禄時代あたりの古い俳句を、近代の俳人たちをも理解した著者が解説してくれるので、とても楽しくて勉強になる。

生駒大祐「水界園丁」春の篇。紙の手触り、字の姿まで楽しい。

現代短歌文庫「小池光歌集」。視線の面白さ、ことばの自然さ。

ストレッチ。身体はまだまだ硬い。

 

仕事。コンポストの解体と洗浄にほぼ一日かかる。ネジを抜いて、抜けないものはバールで外し、軽く水で流して、布で汚れを擦り取り、水で洗い流す。ネジは50本くらい抜いて、板は30枚くらい洗ったような気がする。地道な作業だけれど、よりよい場所にしていくには必要な仕事。久しぶりに日が出ているので、温室の横に並べて日光消毒。太陽って偉大だなぁ。

温室と薬草ゾーンの間を草刈り。ゆっくりと逃げていく蛇の背中がみえる。

サイモンが呼びに来て、テイスティングタイムが始まることを告げる。庭を片付けて、充填室へ。

先輩が選んだ4種類の蒸留酒を前情報なしでテイスティング。これまでは出題する側だったので、当てる側を初体験。とっても楽しい。先入観のない状態で香りだけを頼りにするのはお客さんに近い状態なので、ここでちゃんと香りがおもしろいものを作りたい。先輩に学びつつ、少しずつ、少しずつ。4種類中、1種類しか当たらず。テイスティング経験のあるものは当たるが、初めて嗅ぐものを当てるのはとても難しい。答えを言われると途端にその香りに感じてくるのも不思議。香りの総体は意識が作りだすイメージに依るのだなあと思う。そのイメージの手助けをするのがラベルであり、ボトルであり、色であり、ブランドイメージなのだろうなあとも思う。

 

仕事終わり。友人の転職の相談を聞きながら帰る。仕事を変えることにかけてはそれなりの経験値があるので、少しは役に立てるかしらんと思いつつ話を聞く。彼の中で決まっていることを聞きながら、その決定に至るまでの思考で考慮すべき点が抜けていないかを確認する。いくつか提案して、話を終える。元気であってほしい。

自宅近くのインドカレー屋にin。振り返りをメモして、詩を作り、日記を書く。庭仕事で汗をかいた日は風呂に入るのが楽しみ。ワクワクしつつ食べ終わる。