2024.4.18

13日(土)

少し前に中華街のポスターで見つけた「再会長江」というドキュメンタリー映画を見に行く日。

と、その前に友人と待ち合わせをして葛飾柴又。

とらやで団子を買おう!という気持ちだけで乗り込むと、そこには小さく遺された小江戸の風景が。ついつい心が踊る。小川には鯉が泳ぎ、売り子さんの元気な声が響く。とらやに入って、ビールとカツ煮、冷奴。本の話、詩の話などして、最小サイズの16個入り草団子を買って帝釈天へ。400円を払って裏の庭園へ入れてもらうと、よく手入れされた庭が鑑賞できる。池を泳ぐ大きな鯉、大きな亀。爽やかな風が抜ける素晴らしい空間。

庭園を出ておみくじを買い、縁石に腰掛ける。神のお告げ曰く、全てうまくいくとのこと。友人、酒さえ控えれば大丈夫、とのこと。団子を食べようとしたが串がないので、手でつまんで食べる。よもぎらしきやわらかな香り。まだ映画まで時間があるので散歩。川沿いをぶらり。東京側ではわんさか子供が遊んでいるのに、千葉側には人っ子一人いない。Google mapを見ると、どうやらゴルフ場になっているらしい。なんてことだ。

迷ったりしつつなんとかバスに乗り、電車に乗り、有楽町の小さな映画館に入ると、友人の元同僚がいて、すごい勢いで友人の肩をバシバシ叩き、「久しぶりねぇ〜!」と言って嬉しそうに笑う。友人も嬉しそう。世話好きそうな、人懐っこい笑顔に送り出され、いざ鑑賞。

10年前にテレビ番組のために中国・長江を撮影した監督が、今の長江をもう一度撮り、前回は辿り着かなかった「長江最初の一滴」をカメラに収めるため、チベットの奥地へと向かうストーリー。風景の壮大さはもちろんのこと、10年を経て再会する、長江流域に住む人々との交流に胸を打たれる。

映画館を出て、チベット料理の鉄鍋が食べたくなるがもちろんそう都合のいいお店はなく、ジンギスカン屋に滑り込む。肉を食べ、酒を飲む。鍋の上に吊り下がる排気筒がまったく煙を吸っていないが、邪魔で持ち上げるとまた下げられる。不思議。

 

14(日)

先週の疲れが出たのか、体調を崩して寝込む。部屋が散らかりすぎていて、体温計を見つけられず、熱があるのかどうなのかわからない。とりあえず水を飲んで寝る。

 

15(月)

会社に休みをもらって病院へ。初めて行く病院で少し不安だったが、院長先生も看護師の方も受付の皆さんも、とてもちょうどいい感じで安心。病院のちょうどよさとは、丁寧すぎず、乱暴すぎない感じのこと。お昼になって、ささっと2階にご飯を食べに行く感じも良かった。ちゃんと仕事。ちゃんと休憩。

 

16(火)

出勤。7割の回復ではあるけれど、薬で頭痛を抑えているのでなんとかなる。とりあえずその日のことをやるので精一杯で、あまり記憶がない。

 

17(水)

庭仕事。一日ドクダミと格闘する。温室に水やり。

帰宅して、自炊を諦める。料理は好きだし楽しいけれど、他のやりたいこととバランスを取っていくことの方が大事。惣菜買ったり手抜きの弁当にすることを自分に許す。気が楽になる。

 

18(木)

ウイスキーの仕込み。インターンに来ているオランダ人のサイモンから、麦芽の糖化・発酵管理について、いろいろ質問を受ける。ブルワリーで経験したことを説明しようとしたが、いかに自分が生半可な理解でやっていたか痛感する。午前中はうまく説明できず、昼食時間に一緒に調べつつ確認していく。穏やかで聡明なサイモン。学ぶ仲間として本当にありがたい。